オペラ歌手のハッピーバースデー

先日、下手の横好き - ゆうことあひるといるかの一緒に成長記にもちょこっと書きましたが、区のマンスリークラシックコンサートに8月27日と9月17日に出かけてきました。
150人くらいしか入らない小さな音楽ホールなんですが、その月に誕生日を迎える作曲家を特集して、約2時間半のコンサートを開催しています。
今まで知らなかったんですが、市の広報かなんかに載っていて、ホールも隣の駅なので気軽な感じで出かけてみました。


監修がピアニストの須江太郎さんというピアニストで、この方は毎回のレギュラー。あとは毎月ゲストアーティストが来ます。
8月はソプラノとバリトンの歌手、9月はソプラノ歌手と若手ピアニストでした。


歌曲やピアノソロ、連弾などなどバリエーション豊かで、聴いていてもすごく楽しかったんですが、びっくりした、というか面白かったことがひとつあって。
中盤の休憩の前に、突然アナウンスが。


「本コンサートでは、誕生月の作曲家を特集するという主旨より、来場者のお客様のお誕生日もお祝いしております」


そして、おもむろに「○○さん、××さん、△△さん・・・」と名前を呼び始めたんです。
結構年配が多い客席。何かリアクションするわけでもなく、20人くらいの名前が呼ばれ、「これ、どう収めるんだ・・・?」と思っていたところへ、演奏家3名が登場。聞き覚えのあるイントロ。おぉ、これは定番の「HAPPY BIRTHDAY」ではないですか。


オペラ歌手の「HAPPY BIRTHDAY」、これがなかなか、すごい迫力でした。最後の「to you 〜♪」なんて、手を広げて朗々と華麗で。
うわー・・・と思いながら、客席でぽかんとしてしまいました。きっとそんな状態だったのは私だけではないはず・・・。
ちょっとしたことだけど、たぶんずっと忘れられないと思う(笑)


あ、もちろん本編も良かったんですよ。
8月は須江さんのドビュッシーがすごくキラキラしていて聴き応えがあったし、「ウエスト・サイド・ストーリー」の一部をミュージカル仕立てでやってみたりして。9月は「ラプソディ・イン・ブルー」のピアノソロが迫力満点、ソプラノ歌手の方の守備範囲だという、パリ狂騒時代の色気たっぷりのキャバレーミュージックも珍しかった。


私自身がわくわくするからか、演奏が始まると、あひるちゃんの胎動が普段以上に激しくなるのが確認できて面白かったし(もしかしたら不快だったのかもしれないけど。)


引き続き行きたいんですが、まぁしばらくは無理かな・・・。
自分の誕生月に行って、あの微妙な感じで祝われてみたい気も、ちょっとするんですけどね(笑)